平日は会社で働いている場合など、税務署まで確定申告書を提出しに行くのが難しい場合、

どのようにして提出すれば良いのでしょうか。

自宅から確定申告書を提出する方法は2つあります。

1.郵送で提出

確定申告書は税務署に郵送で提出が可能です。

しかし、送ればどのような方法でもいいわけではなく、

確定申告書は「信書」にあたるので、「郵便物」(第一種郵便物)又は「信書便物」として送らなければなりません。

また、郵送で提出した場合でも税務署の受付印のついた確定申告書の控えを貰う事も可能です。

その場合には、申告書のコピーを1部と、宛名を書いた返信用封筒に切手を貼ったものを同封します。

後日、受付印を押印した控えを返送してもらえます。

郵送の場合は、申告期限までにそれぞれの所轄税務署に送付するようにしましょう。

確定申告の期間中は窓口も混んでいるので、特に税務署で相談をする事がない場合は、郵送の方が便利ですね。

また、税務署まで行くのに交通費がかかる距離の場合は、郵送の方が料金的にも安く済む場合があります。

自宅から税務署まで距離は近いが、税務署の閉庁日(土・日曜・祝日等)や夜にしか行く時間がない、という場合には、税務署には時間外収受箱が設置されているので、時間外収受箱に投函するのもオススメです。

2.e-Tax(電子申告)で提出

確定申告書は、イータックス(電子申告)で提出することができます。

電子申告で提出する場合に必要なものは、

・マイナンバーカード

・カードリーダー

です。

マイナンバーは、申請しなければ通知書のままなので、電子申告する場合には事前に申請してマイナンバーカードを作っておく必要があります。

カードリーダーは、家電量販店やインターネット通販で手に入れる事が出来ます。

また、電子申告する場合は事前に

電子証明書の取得

開始届出書の提出

利用者識別番号等の取得

などの手続きが必要になります。

 

しかし、最初に準備さえ整えれば、翌年からも毎年電子申告で提出することができます。

郵送の場合は郵送料のほかに、確定申告書をパソコンやスマホで作成する場合は

印刷のインク代、紙代が毎年かかりますので、今後も毎年確定申告をする予定の方は、

電子申告が便利でオススメです。

確定申告書は税務署開庁日に行けなくても提出可能

ふるさと納税の流行で、ワンストップ特例制度を使わない方は全員確定申告が必要なので、

サラリーマンでも確定申告をする方が多いのではないでしょうか。

開庁日に税務署まで行くのが大変な方も、

・郵送

・時間外収受箱

・電子申告

で提出できるので安心ですね。