パソコンとプリンターがあれば自宅で作成できる確定申告書ですが、
今はスマホしか持っていない人も多いのではないでしょうか。
そこで、スマホで確定申告書の作成ができるのか、試しに確定申告書を作成してみたら、
出来ましたよ!
スマホで作成できる申告書は、「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」のみです。
消費税や贈与税等の申告書を作成する場合は、パソコンや手書きで作成することになります。
しかし、「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」のみの申告であれば、スマホで作成
できますし、印刷もコンビニのコピー機で出来るので、完全にスマホ1台だけあれば
税務署まで用紙を貰いに行かなくても確定申告書を完成させることが可能です。
その手順をご紹介しますね。
1.確定申告書等作成コーナーで申告書を作成する
まずは確定申告書を作成しましょう。スマホから、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を検索し、ページを開きます。
「所得税の確定申告書作成開始」をタッチし、
源泉徴収票の金額の入力や、生年月日やマイナンバーの入力を、画面の指示通りに進めます。
全ての入力が完了すると、完成した確定申告書を印刷する画面が出てきます。
2.印刷データを作成し、コンビニで印刷する
まずは、「ネットプリント」か「ネットワークプリント」のアプリをダウンロードします。近所のコンビニがどちらのアプリに対応しているか確認しておきましょう。
今回は、ネットプリントとiPhoneを使った例でご説明しますね。
先ほど完成した確定申告書の印刷画面で、「帳票表示・印刷」をクリックすると
PDFでデータが開きます。
「その他」をタッチし、「net printで読み込む」をタッチすると、
ネットプリントの印刷設定の画面に飛びます。

用紙サイズ、カラーなどの指定をすると、ファイルがアップロードできます。
アップロードが完了すると、予約番号が発行されるので、あとはこの予約番号を
コンビニのコピー機に入力し、お金を入れるだけで印刷ができます。
1枚20円で印刷できるので、印刷する機会が少ない場合は、プリンターを買うよりも
安上がりですね。
まとめ
スマホが1台あれば、パソコンやプリンターが無くても確定申告書は作成・印刷できます。以前はパソコンとプリンターがなければ、用紙を税務署まで貰いに行き、手書きで申告書を
計算するという手間がありましたが、今はスマホで出来るので便利ですね。
また、手書きで確定申告書を作成するとなると、記入漏れや計算間違いがないか心配です。
スマホで「確定申告書等作成コーナー」を使って作成すれば、入力さえ間違えなければ
計算間違いはありませんし、指示通りに入力すれば記載漏れもありませんので、安心ですね。
また、事業所得がある人でも、決算書のみ手書きにすれば、申告書を完成できますよ。
国税庁のホームページから白紙の決算書をダウンロードし、コンビニのコピー機で印刷し、
手書きで作成することになります。
確定申告書も白紙を印刷して手書きでも良いのですが、間違いやすいので
決算書は手書きでも確定申告書はスマホで作成がオススメです。